ここ1週間くらいで「OpenID」とか「OpenSocial」って上手くいくと思います?ということを10回くらい聞かれたので、その整理を。 個人的には情報をオープンにすることというのはとても素晴らしいことだし、個人的にもそうしていきたいと思うけど、もう少し冷静にどういうことなのを書いてみたい。 最初に結論を書くと、「OpenID」も「OpenSocial」も上手くいかないと思う。情報をオープンにするというのが機能する(=オープンにすることで場が活性化する)のは、 オープンにするレイヤーでは誰も経済的な競争をしない オープンにするレイヤーの一つ下のレイヤーで圧倒的な支配者がいる場合 のいずれかだと思う。 前者は、例えばLinux。Linuxはいろいろな流派があるけど、例えばDebianとUbuntuのどっちがいけてるかという話はあっても、DebianとUbuntuのどっちが儲かるかという競争
アルバムを無料配布したPrinceの戦略(1) 2007年7月17日 カルチャー コメント: トラックバック (6) Eliot Van Buskirk 2007年07月17日 ジャズ界を中心に活動した伝説的トランペット奏者Miles Davisは、その自叙伝の中で、音楽を変革できる唯一のミュージシャンはPrinceだと記している。 Davisが主に評価していたのは音楽の才能だが、Princeのビジネスの才覚も念頭に置いていた可能性はある。実際、Princeは米Warner Music Group社との契約を1994年に解消し、ピアツーピア(P2P)ネットワークでの音楽の共有を早い時期から支持。さらに、大物アーティストではあまり例のなかった公式サイトでの楽曲販売に乗り出すなど、長きにわたって革新的な戦略をとり続けている。そんなPrinceが今回計画しているのが、アルバムの無料配布だ。 しか
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