排水溝から採取した汚染水。六価クロムの特徴である黄色を帯び、環境基準の2千〜3千倍を検出した=2013年2月、東京農工大の尾崎宏和特任助教提供六価クロムが検出された排水溝=27日午前10時38分、東京都江戸川区小松川1丁目、長島一浩撮影六価クロムが検出された排水溝=27日午前、東京都江戸川区小松川1丁目、長島一浩撮影高濃度汚染水が見つかった排水溝 【森治文】東京都江戸川区の都立大島小松川公園近くの排水溝の水が、環境基準の3千倍を超す濃度の六価クロムに汚染されていることが東京農工大の研究グループの調査で分かった。六価クロムは発がん性が指摘される有毒物質。周辺ではこれまでも漏出が相次いでおり、無害化処理されないまま地中に埋まっている可能性がある。原因究明を怠ってきた都の姿勢が問われそうだ。 排水溝は、江戸川区小松川1丁目の車道とガードレールを隔てた歩道下を通る。今年1〜2月、東京農工大の渡