見積もりの手法には大きく分けて「類推」「係数モデル」「ボトムアップ」 の3種類がある(表2)。係数モデルならFP法やCOCOMO/COCOMOIIなど,ボトムアップならWBS法と,それぞれよく使われる標準的な手法が確立されている。 見積もりの手法には大きく分けて「類推」「係数モデル」「ボトムアップ」の3種類がある(表2)。係数モデルならFP法やCOCOMO/COCOMOIIなど,ボトムアップならWBS法と,それぞれよく使われる標準的な手法が確立されている。 3種類の手法は,それぞれに向き不向きがあり,「開発工程や用意できる材料によって使い分ける」(三菱電機 白石氏)のが現実的だ。三菱電機 神戸製作所では「見積もりガイドライン」の中で,3段階に分けてどの工程でどの手法を使って見積もりを実施すべきかを定義している(図8)。 以下,種類ごとに各手法のメリットとデメリットを見ていこう。 類推法:初