http://anond.hatelabo.jp/20070623070558 これは現代的な「やおい」文化によって明示化され、少女向け漫画に逆照射されている恋愛ドラマの一手法。 セックスは子どもの生産を意味し、それは恋愛の到達点と同時に、最もドラマが豊富な「恋愛」の時代を打ち切る術。 男女の物語でセックスを描くことは、生産の可能性を匂わせ、「恋愛」物語の終焉を嗅ぎ取らせる。 こうした「脱恋愛」の物語可能性に敏感なまでの不快感を示したのが腐女子と呼ばれる「やおい」の消費者(もしくは生産者)である。 男と男の性行為には、まったく生産の香りがない。むしろ、永続的な「恋愛」物語を約束してくれる。結婚という記号によって裏切られない。 終わりなき「恋愛」こそ、彼女らの求めるもの。「やおい」は恋愛至上主義の彼女らに、楽園を想像させるのである。 『のだめカンタービレ』は、そういう意味で男と女の恋愛にセッ