この本、面白いです。 作者は元 Target (USの中堅but話題の小売)のエグゼクティブで、今はマーケティング・コンサル。 この本のテーマは、ハマーが売れている一方、なぜミニが売れているのか?、プラダの生かした服を着たおねえちゃんが、GAPのジーンズを穿いてドンペリをディスカウントストアに買いにいくのはなぜか? といった、従来のマーケティング・アタマで考えると「矛盾」になってしまう現象をどう新しいマーケティングのセンスでとらえていくか、です。 特に、マーケッターは「次は何が流行るんだろう? what's the next big thing?」と考える「病」がありますが、そもそもそれはあるのかどうかわかんないし、あったとしても「ひとつじゃないんなじゃないの?」とバッサリ斬ってます。 比較的平易な英語なので、英語の勉強がてらにでもぜひ。 ちなみに日本でこの手の新しい消費現象をとらえてる本