印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 岡本太郎は芸術を特殊なものとは考えず、誰もが鑑賞すると共に誰もが創作者となりえるものだと考えていた。故に、岡本太郎は作品がガラス越しに展示されることを嫌った。 その遺志を継いで、渋谷駅に展示されている大作『明日の神話』は、パブリックスペースに剥き出しで展示され、気温や湿度の変化へも無防備である。しかしながら、岡本太郎であっても、その作品に何者かがべニア板を継ぎ足して作品を拡張するとは想定できなかったであろう。 拡張される『明日の神話』 『明日の神話』は、原爆の炸裂をテーマとした作品である。Asahi.comによれば、5月1日、その作品の右下隅に「骨組みだけの建物から黒い煙が立ち上っているような様子を描いた絵が付け加えられ」ているのが発見