日本では1990年代半ばをピークに、お酒の消費量がジワジワ減少しています。その最大の理由は、若者が外でお酒を飲まなくなったからだとか。 確かに昔の人たちのように仕事が終わったら飲みに行くのが当たり前、という習慣は今の若い人にはありません。こういった“飲みニケーション”のわずらわしさに加え、お酒そのものにおいしさを感じられないというのも、その理由でしょう。 流通ジャーナリストの金子哲雄さんに、そんな最近の若者のお酒事情と、オススメの外飲みを聞きました。 *** 最近の傾向としては、お酒のソフトドリンク化が進んでいますね。お酒に弱い男子が増えて、アルコール度数の高い商品は敬遠されるようになってしまいました。ビールや焼酎、ワイン、日本酒の売り上げが伸びていない半面、カクテル系や低アルコール&微炭酸飲料が人気です。 ジュースみたいなお酒が増えたことで、20代の酒離れにやや歯止めがかかる兆しは見えま