要約 媒体にはそれぞれ特性があり、扱える物語や表現にも向き不向きがある。 その向き不向きを理解して作品を作ることが重要。 媒体と内容 さて、小説やマンガ、アニメや映画、演劇、そして、TRPGなど、世の中には様々な媒体があります。 それぞれの媒体には、それぞれの特徴があり、その特徴を活かすことが良い作品を作る方法論の一つとなります。 平たくいえば、小説向きのストーリーと、映画向きのストーリーは異なるということです。例えば、読者に頭の中で情景を想像させる小説と、情景をフィルムに描き出す映画では、何をどう見せるかの方法論が大きく違います。*1 *2 もちろん小説の映画化や、映画のノベライズにも、良い作品は多数あります。そうした作品は、それぞれの媒体の違いを理解した上で、一種の翻訳作業を行なって作られているわけです。逆に、そうした違いを理解しないと、ちぐはぐで、まずい作品になってしまいます。 もち