厚生労働省は31日、若者が入社してから3年以内に辞める離職率を、業種別や規模別に初めて公表した。2009年3月に大学を卒業して就職した43万人のうち、28.8%にあたる12万人が3年以内に辞めていた。 業種別では、学習塾など教育・学習支援や宿泊・飲食サービスで、半数近くが辞めていた。政府が雇用の受け皿として力を入れている医療・福祉も離職率が4割に迫った。いずれも、長時間労働や賃金が低いといった理由があるとみられる。一方、電気・ガス・水道や製造では離職率が平均を大きく下回った。 詳細は同省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127‐2/12.html)で。 関連記事離職率と入職率、ともに過去最低 震災と節電の影響(9/12)日本の労働力、2030年に950万人減 厚労省試算(7/23)高校生の求人、出足は前年上回る 42%増の5