「児童扶養手当」とは、ひとり親家庭の子ども、もしくは父や母に重い障害のある家庭の子どもを支えるためのお金で、「命を支えるお金」です。京都府に住む山田真有さん(34)は重度の障害を持ちながら、高校2年生の長女から小学4年生の次男まで、食べ盛りの子ども4人を育てるシングルマザー。山田さんはその「児童扶養手当」の支給が打ち切られていたのです。 京都府が作成している「児童扶養手当のしおり」の表紙にも、「ひとり親家庭のために」「父、または、母が重度障害の家庭も対象」とはっきり記されています。山田さんの「児童扶養手当」の支給は、なぜ打ち切られたのでしょうか。さらに、もし山田さんに配偶者がいた場合、なぜか手当ての一部が支給されることもわかりました。知られざる「児童扶養手当の闇」に迫ります。 「ちょっとチクってしますね」 週2回の点滴は生きていくために欠かせない治療です。山田さんは、全身に痛みが広がる原因