二段構えの砂防ダム建設のため、立ち退きを余儀なくされた丸山さん。 丸山さんの無念の思いを胸に、今 緑井・八木で砂防ダム建設がどうなっているのか、改めて見て回った。 ひとことで言って、この工事計画自体が、本当に住民の生活を守るためのものなのだろうかという疑念がますます湧いてきた。 炎天下の中、熱中症になりそうな感覚を覚えながら、一通りの建設現場を見て回ったのだが、いくつかに絞って報告しよう。 緑井八丁目の様子 まず、丸山さんの家があった所よりさらに北寄りの谷、緑井八丁目だ。 グーグル衛星写真で確認しよう。 矢印をつけたところが、その工事現場だ。 いまグーグル衛星画像を見ても、土石流の痕は見事に見えているのがお分かりだろう。 左上に見えているのは、玖谷のゴミ埋立地。 真ん中に川のようにむき出しの地面が見えているのが、緑井八丁目の土石流痕。鳥越川という水系だ。 右側にもう少し大きな流れ跡が見える