土曜日、私は日仏教育学会のお招きで、早稲田大学にて講演をさせていただきました。 依頼されたテーマは「文化の多様性とグローバリゼーション:フランスがとるべき政策は?」でした。私は、グローバル化はあらゆる文化とあらゆる考え方に、素晴らしい発信の機会を与えているが、その一方で異なる文化間の共存がより難しくなっていることも事実である、とお話ししました。地理的な国境がなくなっても、文化の国境はなくなりません。むしろより強固になることもあります。それは経験からも明らかです。アクセスしやすくなったからといって、理解しやすくなったわけではないのです。 さらに、グローバル化はコミュニケーション手段を豊富に有している国の文化や情報に優位に働き、コンテンツや言語の画一化へと向かわせることも、経験から言えることです。 こうした状況に直面し、フランスは、文化の多様性と文化間の対話を推進する政策をとっています。 文書