今月19日までの1週間に、全国の医療機関を受診したインフルエンザの推計の患者数は4万人に上り、国立感染症研究所は「来月上旬までに全国的な流行期に入る可能性がある」として、手洗いなど予防策の徹底を呼びかけています。 これを元に推計されるこの期間の全国のインフルエンザ患者数は4万人に上り、前の週から1万人増えたと見られます。1医療機関当たりの患者数を都道府県別に見ますと、最も多いのが沖縄県で4.10人、次いで長崎県が3.31人、宮城県が1.87人、福井県が1.59人などとなっていて、36の都道府県で前の週より増えています。 また、厚生労働省によりますと、休校や学級閉鎖の措置を取った保育所や幼稚園、それに学校は、この1週間で65施設に上ったということです。 国立感染症研究所の砂川富正室長は「例年よりもやや早いペースで広がっていて、今月から来月上旬までに全国的な流行期に入る可能性がある。手洗いなど