経営破綻した旅行会社「てるみくらぶ」の社長らが銀行からおよそ2億円の融資金をだまし取ったとして、逮捕された事件で、この社長が元社員に銀行に提出する書類を偽造するよう指示を出していた疑いがあることが、警視庁への取材でわかりました。警視庁は、社長が事件の主導的な役割を果たしていたと見て調べています。 警視庁によりますと、調べに対し2人は、おおむね容疑を認めているということです。 これまでの調べによりますと、「てるみくらぶ」は、4年ほど前から架空の利益を計上する粉飾決算を繰り返し、決算書類を偽造していたということですが、山田社長が元社員に、銀行に提出する決算書類や請求書を偽造するよう指示を出していた疑いがあることが、警視庁への取材でわかりました。 警視庁は、山田社長が事件の主導的な役割を果たしていたと見て、さらに詳しい経緯を調べています。 「てるみくらぶ」の元社員の1人は、資金繰りが悪化していた