コミックナタリー PowerPush - 手塚治虫「ブッダ」 仏教の開祖描く巨編ドラマ、雑誌連載版が初復刻 中村光が「聖☆おにいさん」への影響を語る 巨匠・手塚治虫が、仏教の開祖であるゴータマ・シッダルタの生涯を描いた大河巨編「ブッダ」。潮出版社の月刊誌・希望の友(のちに少年ワールド、コミックトムへと改題)にて1972年から1983年にかけて連載されたが、その単行本化に際しては初出時から大幅な削除と改編が加えられていた。40余年もの間、一度も書籍化されていなかったその貴重な雑誌掲載版が、復刊ドットコムより全10巻で、ついに刊行を果たす。 コミックナタリーではこの発売を記念し、子供の頃から「ブッダ」に慣れ親しんできたという中村光にインタビューを実施。手塚治虫文化賞受賞のヒット作「聖☆おにいさん」にも大きく影響を与えている「ブッダ」の魅力について、存分に語ってもらった。 取材・文/岸野恵加 撮