東日本大震災からちょうど1カ月たった4月11日に、外国紙に菅直人首相の感謝広告が掲載された。人間でも国家でも助けてもらったときには、「どうもありがとうございます」とお礼を表明するのが当然のことだ。残念ながら、今回の菅首相の感謝広告には大きな問題がある。関連記事首相の感謝広告 世界100紙以上に無…原発「レベル7」政府、先月下旬には認…記事本文の続き ■予算がネック? 《感謝広告は7紙のみ 菅直人首相名で11日付の外国紙に掲載した「感謝広告」にも批判が出ている。掲載したのは、国際英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンと米英仏中韓露の1紙ずつの計7紙。ドイツやイタリア、台湾、インドなど震災への支援を表明した134カ国・地域の大半に広告を掲載することができていない。 ネックになっているのは広告予算。松本氏は衆院外務委で「復興にお金を振り向ける中で、ギリギリの範囲で予算の枠を設けた」と述