他人名義のクレジットカード情報を使って本人になりすまし、ネット通販で買い物する手口の被害が増えているため、日本クレジット協会と日本クレジットカード協会は14日、決済時にパスワードを入力するシステムを導入すると発表した。国内のすべてのカード会社約280社に協力を求め、来年3月以降、新たに立ち上げるパソコン通販サイトに義務づけるという。 両協会によると、国内の多くのネット通販では現在、クレジットカード番号と有効期限を入力するだけで商品を購入できる。手軽に注文できる便利さの裏で、本人になりすまして勝手に契約する被害が後を絶たないという。 そのため、両協会は加盟各社に対し、利用者があらかじめ登録したパスワードを入力しなければ商品を注文できないシステムの導入を新サイトに義務づけることを決めた。 すでにこの本人認証システムを導入しているカード会社もあるが、両協会は未対応の会社に強く協力を要請する