クラウド型のサービスを推進するGoogleは、Webを高速化する様々な試みに取り組んでいる。米国時間の11日、ソフトウエアエンジニアのMike Belshe氏とRoberto Peon氏が「SPDY」(読みはspeedy)という、アプリケーション層プロトコルのリサーチプロジェクトを明らかにした。 SPDYは、多重化ストリーム、リクエスト・プライオリタイゼーション、HTTPヘッダ圧縮などを用いて、Webのコンテンツの送受信におけるレイテンシを短縮する。Belshe氏らのグループは、すでにSPDYをサポートするWebサーバとGoogle Chromeのプロトタイプを完成している。ラボ環境におけるホームネットワーク(SSL)接続のシミュレーションでSPDYプロトタイプは、トップ100に含まれる25Webサイトを通常のHTTPよりも最大55%短い時間でロードしたという。 SPDYは、Webブラウザ