【田村剛】アフリカのソマリア沖で2011年3月、日本のタンカーが襲われた事件で、海賊対処法違反(運航支配未遂)の罪に問われた自称ソマリア人2被告に対する裁判員裁判の初公判が15日、東京地裁で始まった。2人は「争いません」などと海賊行為を認めた。弁護側は「海賊行為は海外で行われたもので、日本での裁判は無効だ」として公訴棄却を求めた。 09年に制定された同法違反に問われた被告の裁判は初めて。市民にとっては縁遠い国外で起きた事件を裁く異例の裁判員裁判となる。 審理されるのは、マハムッド・ウルグス・アデッセイ、アブデヌール・フセイン・アリの両被告。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンクソマリア海賊、日本の法廷へ 二重通訳、裁判員に負担(1/13)
英国で撮影された、化学薬品に触れた衣類を入れるためのコンテナ(2007年1月4日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP 【10月7日 AFP】韓国南東部の都市、亀尾(クミ、Gumi)で先月末にフッ化水素酸が漏出する事故が発生し、6日現在も近隣の住民が避難を余儀なくされる事態となっている。 亀尾の化学薬品メーカー「ヒューブグローバル(Hube Global)」の工場では9月27日、爆発が発生し5人が死亡した。この爆発により8トンにもおよぶフッ化水素酸が漏出し、保健当局によると、これまで地元住民や消防士など600人以上が治療を受けた。 6日に高齢者約70人が近隣地域に避難した鳳山(Bongsan)村のパク・ミュンソク(Park Myung-seok)村長は、「我々は健康上のリスクを回避するために、この村から脱出することに決めた」と述べ、地方自治体が適切な避難所を提供すべきだと記者団に語っ
イタリアの裁判所でドイツに対して始められた裁判が、国際司法裁判所によって棄却されたことは、「アルメニア側の訴え」により、様々な国の裁判所で、トルコに対して開かれるであろう裁判の前例となり得る。 イタリアの裁判所で、ドイツが第二次世界大戦時に犯した罪について始められた裁判が、国連の司法機関である国際司法裁判所によって棄却された。ドイツの、一国が行った行為のために、他の国の裁判所で裁判が行われることは「裁判権免除」の原則に反する、との主張が、国際司法裁判所によって受け入れられた形だ。裁判所は、「人道に対する罪」であっても、(国連が定める)規約が優先されることを示し、他国の裁判所が、別の国家の行為を裁いてはならないと結論付けた。 (国際司法裁判所の)決定によれば、今後、アルメニア人虐殺問題について、他国の裁判所で行われるであろう裁判に対して、トルコも同様の理由で国際司法裁判所に申し立てを行い、裁
このコーナーは、ASIL Insight ( http://www.asil.org/insights.htm )の記事をピックアップ、抄訳したものです。国際法の学習は、国際社会のトピックスにあわせて行っていく必要があります。このサイトを、基本書や判例集がフォローしていない最新の重要判例・事例を補っていくのに活用してください。 国際司法裁判所は、米国がドイツとラグラン兄弟に対するウィーン領事関係条約上の義務に違反したと認定した。 裁判所は、裁判史上初めて、仮保全措置に、法的拘束力があることも認定した。 2001年6月27日、ハーグ。この判決は、紛争の本案審理についてであり、当事者を拘束する最終審であり、上訴はない。同判決の中で、裁判所は、14対1で、領事関係条約36条1bの下の権利が、逮捕後遅滞なくカールとウァルターに告知されなかったことによって、また、条約によって関係者個人に時宜に応じた
印刷 事故後まもなく運行を再開した高速鉄道「和諧号」=30日、浙江省永嘉県、林写す家族連れなどでほぼ満席の和諧号の車内=30日、林写す 中国・温州の高速鉄道事故から1週間が経った30日、事故現場を挟む永嘉―温州南間(約20キロ)の高速鉄道の「和諧号」に記者が乗った。原因究明を待たず運行再開したことに批判が出たが、この日の客席はほぼ満席。安全優先を訴える切実な声がある一方で、「高速」を求める人々は絶えない。 追突したD301号が事故の直前、激しい落雷のために緊急停車した温州郊外の永嘉駅。駅前でアイスキャンディーを売る男性は「事故が起きてから、この駅で下車する人は半減したよ」とため息をついた。 待合室の乗客は、スーツケースを抱えたビジネスマンから、サンダル姿の軽装のお年寄りまで様々。上海まで1等席が219元(1元は約12円)で、正規運賃だと千元を超える飛行機より大幅に安く、長距離バスと大
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