9月4日、イラン国営通信(IRNA)は、南部ブシェールにある同国初の原子力発電所が稼働を開始したと報じた。写真は同発電所。昨年10月撮影(2011年 ロイター/IRNA) [テヘラン 4日 ロイター] イラン国営通信(IRNA)は4日、南部ブシェールにある同国初の原子力発電所が稼働を開始したと報じた。西側諸国が核兵器への転用の可能性を懸念する中、当初の予定より大きく遅れてのスタートとなった。 IRNAは「原子力庁は、ブシェール原発が3日午後11時29分(日本時間4日午前3時59分)、約60メガワットで全国に送電を始めたと発表した」と伝えた。 同庁の報道官が国営テレビに話したところでは、発電能力1000メガワットのブシェール原発は、出力を40%に引き上げる今月12日に正式稼働になるという。 原発が実用化されるのは中東の湾岸諸国でこれが初めてで、イランは化石燃料への依存低減と完全に平和的な原子