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【ニューヨーク支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は22日、リビアの元最高指導者カダフィ氏と行動を共にしていた側近、マンスール・ダウ氏のインタビューを掲載した。 ダウ氏によると、カダフィ氏は、8月21日に陥落直前の首都トリポリを離れ、側近ら約10人を連れて、カダフィ派拠点だったタルフナ、バニワリードを経て中部シルテに向かった。カダフィ氏は北大西洋条約機構(NATO)の空爆を「非常に恐れていた」という。 一行は逃走中、空き家になった民家を数日おきに転々とし、警護の兵士が盗んできたコメやパスタで飢えをしのいだ。カダフィ氏はシルテでの逃亡生活が次第に耐えられなくなり「なぜ電気が切れている」「なぜ水がない」などとこぼしていた。ただ、側近が国外脱出を勧めても取り合わなかったという。
20日、リビア中部シルトで、カダフィ大佐が潜んでいたという下水管を指さす反カダフィ派の兵士(写真は一部、画像処理しています)(ロイター) 【カイロ=大内清】カダフィ大佐を生け捕りにした後、殺害した-。リビアの反カダフィ派代表組織「国民評議会」のダゲイリー国防相は20日、記者会見でこう明かした。国際刑事裁判所から逮捕状も出ている大佐については、政権による人権侵害やデモ弾圧の実態解明のためにも司法の裁きを望む声が強かったが、反カダフィ派兵士らの「憎悪」を押しとどめることはできなかったようだ。 現地での報道や同派部隊兵士らの証言を総合すると、大佐はシルト市内にある、下水道のようなトンネル内に一部の側近とともに潜伏していた。 部隊は20日、銃撃戦で大佐の警護兵を殺害し、血を流しながらも生きた状態で横たわる大佐本人を発見、一部兵士が額や胸部に銃弾を撃ち込んだ。大佐は、金製の拳銃を所持していたという。
10月20日、リビア暫定統治機構の国民評議会当局者は、元最高指導者のカダフィ大佐が、拘束時に受けた負傷によりシルト近郊で死亡したと明らかにした。写真は昨年11月、トリポリで撮影(2011年 ロイター/Francois Lenoir) [シルト(リビア) 20日 ロイター] リビア暫定統治機構の国民評議会(NTC)当局者は20日、元最高指導者のカダフィ大佐が、拘束時に受けた負傷によりシルト近郊で死亡したと明らかにした。 これより先、NTCのAbdel Majid氏はロイターに対し、カダフィ大佐の身柄が拘束されたと述べていた。北大西洋条約機構(NATO)の戦闘機による攻撃から逃れようとした際に、両脚を負傷したとしていた。 「カダフィ大佐は頭部も負傷していた」とし、「カダフィ支援部隊に対し激しい銃撃が加えられ、大佐は死亡した」と述べた。 同当局者の発言について、正式な確認はこれまで取れていない。
オウム真理教による地下鉄サリン事件から、今年で16年が経過した。15年の節目には各出版社もオウム問題を総括すべく、書籍の刊行や雑誌で特集を組むなどしたが、大きな反響もなく、もはや事件は風化したというのが現実ではないだろうか。しかし、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件は、いまだにきちんとした総括が行われているとは言いがたい。宗教学者の大田俊寛氏は、今年3月に出版された『オウム真理教の精神史 ロマン主義・全体主義・原理主義』(春秋社)において、宗教学者の責務を果たすべく、オウム事件の総括を試みた。今回、その大田氏と、元オウム真理教幹部でアーレフ(現アレフ)の元代表でもあった野田成人氏に対談を行ってもらった。野田氏自身、事件を総括すべく、昨年オウム真理教とアーレフ時代の出来事を克明に綴った『革命か戦争か オウムはグローバル資本主義への警鐘だった』(サイゾー)を上梓している。オウムという存在を
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