「何、あの顔」注がれる視線 「恋愛なんて無理だって思っていた」 「世間に埋もれて生きていくのが望みです」 顔の変形、あざ、傷、まひ…。病気や事故によって、人とは違う外見の人々がいます。そんな彼ら・彼女らが学校でいじめられたり、恋愛や就職に苦労したりすることを、「見た目問題」といいます。当事者である中島勅人(のりと)さん(42)に、これまでの人生や、本音を尋ねました。(朝日新聞記者・岩井建樹) 3歳で手術 命も危なかった ――中島さんの症状は 生まれつきリンパ管に、良性の腫瘍(しゅよう)があり、左の顔と舌が大きく膨れあがっています。原因は不明と言われています。 ――治りますか 手術で腫瘍を切除し、普通の顔に近づけるしかありません。ただ、リンパ菅は、血管や神経が複雑に絡み合っているため、簡単な手術ではありません。 私は、これまでに計5回の手術を受けています。3歳の時には、大きすぎる舌を切る手術
![「俺を見ないでくれ!」変形した顔、当事者が語る差別・恋愛・就職…](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0c2b2457f8301fc4a420938284ecd9cd683178f6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs3-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fstorage.withnews.jp%2F2017%2F03%2F12%2F0%2F38%2F038dd8c9-l.jpg)