ニフティ譲渡交渉が背景に=野副前社長辞任で−富士通 ニフティ譲渡交渉が背景に=野副前社長辞任で−富士通 富士通前社長の野副州旦氏の社長辞任をめぐり、昨年9月に発表した辞任理由を同社が6日に訂正した問題について、同社が新たな理由として挙げた前社長と不適切な企業との関係は、子会社のインターネット接続大手ニフティ(東京)の譲渡交渉が背景となっていたことが7日、分かった。 富士通によると、野副氏の知人が代表を務める企業が関与し、富士通取締役らはこの企業グループに「好ましくない風評」があるとし野副氏に交渉から外すよう要求。野副氏も要求を受け入れたが、その後もこの知人を関与させ続けたため、解任か辞任かの選択を迫られたという。 野副氏側は問題のある企業だったという主張に異論を唱えており、引き続き辞任の取り消しを求めていくとみられる。(2010/03/07-17:28)