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哲学に関するginyuuのブックマーク (3)

  • 「ゴミ捨て場」からの復活戦--追悼、レヴィ=ストロース:日経ビジネスオンライン

    自分が属する民族は偉い。 頭がいい。進んでいる。徳があるうえ、外見まで、いい。 それに比べてアイツらときたら、どうしようもない馬鹿だ、遅れている。品性がいやしい。おまけに、かっこうわるい。 こういう考え方を自民族中心主義(エスノセントリズム)という。 同じような態度・発想は、身近にいくらでもある。 その昔、おとなは若い人を「間違っている」と決めつけていた。 今は、若い人がおとなを「間違っている」と決めつけている。 昔は、男性は女性を「無視していいような誤った意見ばかり言う」と見下した。 今は女性が、男性の意見を聞き終わる前に嘲笑う。 キミは私を心の中で「無知」と見なすし、私はキミを「ハッタリ屋」と思う。 自然に理解できる自分自身(や自分の同類)は常に正しく、それと異なって見える人間は間違いだらけの笑うべき馬鹿だと見なすのである。 フランスの人類学者レヴィ=ストロースが批判するのは、まさに、

    「ゴミ捨て場」からの復活戦--追悼、レヴィ=ストロース:日経ビジネスオンライン
  • [アリストテレス全集][岩波書店] 作品メモランダム

    古典ギリシアの碩学アリストテレスの伝存する作品を集成した『アリストテレス全集』(岩波書店)は、どこを開いても興味の尽きない書物だが、とりわけ愉快なのが『問題集』(προβληματα)と題された一冊だ。 この、成立過程がはっきりしていない書物には、およそ800を超えるさまざまな「問題」が38巻に分けて集められている。訳者戸塚七郎によると、アリストテレス人がまとめたというよりは、幾分長い時間をかけてペリパトス学派によって編纂されたものと推測されるとの由。たしかに細かく見ていくと、今日『アリストテレス全集』に含まれる他の著作における主張と必ずしも整合しない発想や思考も書には含まれている。 それにしても、このヴォリュームだけでも圧倒されるのに十分だが、内容もまた驚くべきものだ。試みに、各巻のタイトルの邦題(岩波版全集第11巻、戸塚七郎訳、岩波書店、1968)を掲げてみよう。 第01巻 医学上

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 茂木には何にもないからなあ

    フセイン元大統領は自分は 現職の大統領であると主張しながら 死んでいった 正義だと言って人間がやっていることの 中には、随分残酷なことがたくさんあるんじゃ ないか。 イギリス、Channel 4のコメディ Peep Showの 第二シリーズの第二エピソードには、 ナチを信奉する人種差別主義者が出てくる。 主人公である優柔不断のマークは、 最初はふつうの男だと思って仲良くしているが、 そのうち、とんでもない差別意識を持った 男だということがわかってくる。 最後に、マークがチクって、 差別主義者はクビになってしまうのだが、 そのあっさりとした引き際に、 視聴者は、卑劣なのはむしろ「正義の味方」 だったはずのマークの方じゃないかと 思わされる。 フセインや人種差別が良いと言っている わけではなく、 ある一つの文脈に固執するところからは、 良質のコメディも、物のヒューマニズムも 生まれないと言い

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