ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ : 眼圧が正常でも安心はできない。日本人の緑内障の90％以上が正常眼圧緑内障で、日本人は海外と比べ圧倒的に正常眼圧緑内障の有病率が高い。その理由は？
2012年02月10日23:16 カテゴリ目の病気-緑内障 眼圧が正常でも安心はできない。日本人の緑内障の90％以上が正常眼圧緑内障で、日本人は海外と比べ圧倒的に正常眼圧緑内障の有病率が高い。その理由は？ ある日の眼科外来にて 「先生、私の眼圧は正常でしたか？」 「正常値でしたよ」 「あーよかった。緑内障ではないんですね。緑内障が心配だったんです」 (実はこの患者さんの間違っています） 『眼圧が高いと緑内障になりますよ』 これは誰でも知っている事実ですが、 日本人のほとんどは『眼圧が高くなくても緑内障になりますよ』 なんです。 日本人の緑内障は、なんと92.4％が正常眼圧緑内障で眼圧は高くない緑内障なんです。 一般的にアジア人は正常眼圧緑内障が多いといわれていますが、そのアジアの中でも、緑内障患者のうちの正常眼圧緑内障が占める割合は、 中国 86.2％ タイ 69％ インド 66.7％
ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ : 緑内障の発症と進行に最低血圧が関係する？ 最低血圧が低い方は緑内障になる危険性があります。その理由は。
2010年11月23日20:40 カテゴリ目の病気-緑内障 緑内障の発症と進行に最低血圧が関係する？ 最低血圧が低い方は緑内障になる危険性があります。その理由は。 以前、このブログにて血圧の高い人ほど眼圧が高い傾向があることを書きました（眼圧と血圧について書いたブログはこちら）。 しかし、最近は最低血圧と緑内障の発症が関係することが指摘されているのです。 秋田大学の石川誠先生は、秋田市民710名に対して緑内障検診を行ったところ全体の4.1％に緑内障の患者が発見され、緑内障の発見された方にはどのような要因が緑内障発症に関係しているかを調べたところ、58mmHg以下の低い最低血圧の方に緑内障を発症している傾向があることを2010年福岡県で行われた第21回日本緑内障学会で発表されました。 また同じ学会で、慶応大学の奥村良彦先生たちは緑内障患者を3年以上経過観察を行い、やはり緑内障の進行したグルー
『髄液圧と緑内障』
きくな湯田眼科-院長のブログ眼瞼下垂、結膜母斑、なみだ目、レーシック、流涙症なら 横浜市港北区菊名にある『きくな湯田眼科』 眼圧を決定する要因である房水の量は約２６０μlで、毛様体で１分間に約３μlの割合で産生されています。排出される経路には虹彩の付け根のところにある線維柱帯を抜けるルート（主流出経路）と毛様体筋の間を抜けるルート（ぶどう膜強膜流出路）があります。 後者は全排出量の２割弱を占めるに過ぎませんが、眼圧に非依存性で、拡散によらない流れで（バルクフローと呼ばれています）、眼内の炎症等で生じた蛋白など主流出路では排出できない成分の房水中からの除去に役立っていると考えられています。現在緑内障治療薬として用いられているプロスタグランディン製剤はこの流れを増強して眼圧低下を起こすものです。 一方脳圧を決定する要因である脳脊髄液（CSF)）は全量約１４０mlで主として脳室にある脈絡叢（その
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