不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ラフカディオ・ハーン=小泉八雲の『日本の面影』を読んでいます。 僕が読んでいるのはハーンが1890年の4月に日本にやってきてはじめて書いた作品集『知られぬ日本の面影』27編から11編を抜粋して編集した角川ソフィア文庫『新編 日本の面影』。いまはその本の半分くらいの6編を読み終えたところです。 この本を読んでると、日本のことがますます好きになります。そして、僕らにはもはや目にすることが叶わない明治20年代の日本に触れることができたギリシア生まれで日本に帰化したハーン=八雲のことをうらやましく感じます。 詳しくは書評をあらためるとして、今日は「東洋の第一日目」と題された1編から気になったところを抜粋しておきます。 ラフカディオ・ハーンの「東洋の第一日目」明治23年の4月4日、4