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consciousnessに関するgitanezのブックマーク (13)

  • 空海の夢/松岡正剛: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 木から降り二足で立ち、直立歩行ができるようになった裸のサルは、両手が自由になって道具を操ったり指折り数えることができるようになり、目線が高くなって遠くまで見渡せる両眼視を手にいれ、声帯筋が直立することで声の分節化が行えるようになり、その声の分節パターンが大きくなった脳に記憶されることで言葉を操れるようになりました。 しかし、 まったく「坐る」とは東洋の恐ろしい発見だったと思う。 今日、暗く冷たい伽藍のなかの如来像や阿弥陀像をみてもわかるように、仏僧たちは直立歩行で自由になった手を結びなおし、両眼をあえて半眼のソフトアイにして、繰り返し経を唱えることで自由な発話・思考から離れることで、進化を抑制しようとしていたようにさえ思えます。 土橋寛さんの『日語に探る古代信仰―フェテ

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 量子力学と意識の関係

    ボクは、量子力学と意識の関係が それほどストレートフォワード であると思っているわけではない。 ペンローズとハメロフの、 マイクロチューブルにおける 量子計算のモデルについては一貫して 批判的だったし、 シュレディンガーのや、 ウィグナーの友人と意識の問題を 結びつける議論は足りないと 思っている。 何よりも、「スケールのギャップ」 の問題がある。 ミラーニューロンに象徴される 認知神経科学の「システム論的転回」 で明らかになったように、 意識の現象学的な諸相は明らかに 神経細胞のシステムレベルの 属性に依存する。 量子力学に基づく議論は、 悪い意味で還元論的なのだ。 それでも、今回ザルツブルクに 来ようと思った理由は、conventional なやり方だけではムリだとつくづく 思ったからである。 意識に非局所性があることは 間違いない。 それと量子力学の非局所性は 関係があるのか? 波

  • 僕たちはいったい何を見ているのか?: DESIGN IT! w/LOVE

    昨日の「僕たちに自由意志はあるのか?」での自由意志に関する話だけでなく、現代の脳科学に明らかにする様々な事実は、僕らが普段信じている世界を一変させるインパクトをもったものが少なくありません。 またもや池谷裕二さんの『進化しすぎた脳』からの引用になりますが、こんな記述。 網膜から挙がってくる情報が視床にとって20%だけ、そして、視床から上がってくる情報は大脳皮質にとっての15%だけ。だとしたら最終的に、大脳皮質の第一次視覚野が網膜から受け取っている情報は、掛け算すればよいわけだから、20%×15%で、なんと全体の3%しか、外部の世界の情報が入ってこないことになる。残りの97%は脳の内部情報なんだよね。 これ、すごいですよね。3%ですよ、3%。たったの3%しか脳は目からの情報を受け取っていない。 一体、じゃあ、何を見てるのかという話ですよね。 残りの97%が脳の内部情報だとしたら、普段見ている

  • 意識の中心と周縁: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前に書いた「意識の中心と周辺」というエントリーの補足として。 「中心と周辺」という言葉は下條氏が独自に用いている言葉なのかもしれませんが、同じことは脳神経科学者のジェラルド・M・エーデルマンが次のような形で示しています。 ところで、意識シーンにはまんべんなく焦点が当たっているわけではなく、意識の中心と意識の周縁がある。これは、ダイナミック・コアが複雑な「機能クラスター」として営まれることから必然的にもたらされる特徴といえる。 中心と周辺(あるいは周縁)があるのは、観察から導かれたパターンであり、科学的に検証された事実というよりは、むしろ、「リンゴが木から落ちる」のと同様の研究対象であるといえます。 また、上記引用にあるダイナミック・コア・モデル自体、エーデルマンの仮説であり

  • Lifehacksは何処にあるのか?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 最近たくさんのブックマークを集めた「苦手だと認識したら克服する努力をしてみる」にしてもそうなんですが、どうもこのブログのエントリーではてブの人気を集めやすいのは、Lifehacks系のエントリーみたいです。 といっても、僕自身がLifehacks系だと思って書いているわけではなく、人気になるエントリーの多くが[lifehacks]あるいは[lifehack]というタグが多くついているんですよね。 Lifehacks系エントリーの人気以下、このブログの被ブックマーク数の上位10件ですが、2位から4位までに[lifehacks]あるいは[lifehack]というタグがついたエントリーが集まっています。 ()内の数字が、[lifehacks]あるいは[lifehack]というタグ

  • 「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤/下條信輔: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 このは『欲望解剖』で茂木さんが「イリュージョンの質について知りたい人は」このを読むとよいと語っていたのがきっかけで手に取ったのですが、その言葉通り、錯視や錯誤を手がかりとして、脳と意識、意識と身体、環境などの深いつながりについて考察しているです。 錯誤と正しい認知このでは、かけると上下左右が逆さに見える「さかさめがね」や色つきめがねなどの例を用いて、脳はそうしためがねを長い間、かけているとそれにあわせて適応してくる話を紹介してくれています。 さかさめがねをかけると当然上下左右が反対に見える。でも、それをずっとかけ続けていると、上下は1週間で、左右も4週間ほどで通常通り見えはじめるそうです。 不思議な感じがしますが、元々眼の網膜に映った図像は上下さかさまであることを

  • 意識の中心と周辺: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 アイトラッキング調査をしていると、人が見ているものとその人の意識が必ずしも一致していないんだなということに、あらためて気づかされます。 目はWebの画面を追っていても、実際には見ているという意識がないことがあるんです。 調査結果のホットスポット分析の画像で長く注視していたポイントについて、被験者に尋ねても、そこを見ていたという記憶がなかったり。また、何かの記事を読んでもらっていて、視点の移動が時々、前の段落に戻ったりすることが見られますが、そういう場合も単純に読み直したくなったというケースもあれば、他のことを考えてしまって読んでなかったことに気づいて戻るというケースがあったりします。 なので、アイトラッキングの目の動きだけを見て、どこを見ていた/見ていなかったを判断するのは

  • Wisdom of Crowds によって構成される自己: DESIGN IT! w/LOVE

    「インタラクションすることではじめて自身を認識できる」。 そのとおりだと思います。そして、認識できるだけでなく、同時に「インタラクションすることではじめて自己が構成される」。 認識することと自己を構成することは同時に行なわれるのであって、そう考えることで現在の脳科学、認知科学では意識を理解するのに「脳内に棲みつく小さなホムンクルス」を想定する必要がなくなっています。 この「インタラクションすることではじめて、自身を認識できる=自己が構成される」ということを、別の表現で示すなら、自己そのものが Wisdom of Crowds によって構成されているといえるのではないかと思っています。 これは昨日の「人生においてタギングは不可避」というエントリーでも書いた「あなたは誰かに記号をつけているつもりでも、それは実は、同時に自分に記号をつけているということでもある」ということにも関係する話です。それ

  • 脳の来歴: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日も紹介した下條信輔さんの『「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤』というでは、そのサブタイトルにもあるように、意識をもつ脳を単独の器官として捉えるのではなく、身体や環境とつながった、さらには身体的経験や環境における経験の履歴との強い連携(カップリング)をもったものとして扱っています。 脳だけでは意識は生まれないこれはジェスパー・ホフマイヤーの『生命記号論―宇宙の意味と表象』でも示されていたことです。 ホフマイヤーは、意識をつかさどるのは、通常考えられているような神経系の特権ではなく、自己と外部の区別を認識することではじめてその機能が成り立つ免疫系もまた、ヒトがもつ意識の形成に大いに影響を及ぼしていることを強調しています。 先日、紹介したジェラルド・M・エーデルマ

  • 無秩序や因果関係のなさを嫌うヒトという生物: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前からそういう傾向はあったものの、最近、富に認知科学的なものへの興味が増しています。 認知科学への興味僕が仕事としているマーケティングやブランディングでも、はたまたWebユーザビリティにしても、インフォメーション・アーキテクチャの問題にしても、ヒトの認知について知ることは非常に有益だと思っています。 でも、最近、僕が脳科学や進化心理学などの認知科学の分野に興味をもち、ニコラス・ハンフリーの『赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由』やジェラルド・M・エーデルマンの『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』などの「ヒトの意識」についてのを読んでいたり、勢いで"Human Information Interface lab"などを開設してしまったのも、そうした有益性を超えた興

  • 脳は空より広いか―「私」という現象を考える/ジェラルド・M・エーデルマン: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 2007年最初の書評はこれから。 『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』は、脳神経科学者ジェラルド・M・エーデルマンが、神経細胞群選択説=TNGS(Theory of Neuronal Group Selection)とダイナミック・コア仮説により、意識とクオリアの謎に迫る一冊。 年末に読んだニコラス・ハンフリーの『赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由』も面白かったが、こちらもより理論的な視点で「意識とは何か」というテーマを考察していて、非常に興味深かったです。 どちらもページ数にして200ページに満たないものなので、むずかしいテーマながらも最後まで一気に読める点でもおすすめ。 神経ダーウィニズムさて、エーデルマンが提唱するTNGSという理論は、ダーウィンの進化論に

  • Amazon.co.jp: 「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書): 下條信輔: 本

    Amazon.co.jp: 「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書): 下條信輔: 本
  • 志村建世のブログ: 情念は言葉を超える

    「人は言葉を通してものを考える」と言われます。私たちは「人という字は、支え合って立っている」などと、漢字を通してものを考えることもあります。言葉がなければ、人はものを考えることができない、でも、当にそうでしょうか。Danさんのブログも、12月3日の「『はじめに言葉ありき』は当か?」で、この問題を論じています。 私のアプローチは文学的ですが、文学の粋である詩が、どうして翻訳可能なのか、ブライス師が俳句の「古池や かわず飛び込む 水の音」を題材に教えてくれたことがあります。古池は、ややセンチメンタルな言葉だが、まあ、ただの池だ。蛙はただの小動物、水に落ちれば音がするのも当り前。では、これらを並べただけで、なぜ詩になるのか。ちなみにブライス師によれば、俳句は、世界で「もっとも純粋に近い詩(poetry)」なのでした。この句の中のたった1文字、「切れ字」の「や」が全体を詩にしている。詩になれ

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