不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日紹介した、養老孟司さんと佐治晴夫さんによる対談集・『「わかる」ことは「かわる」こと』に、いまの学生は自分の考えを言葉にするのを恐れる傾向があるといった旨のことが書かれていました。すでに本を人に貸してしまったので、正確な引用ができませんが、まわりに気を使いすぎるあまり、自分の考えを言葉にすることができないといった内容だったと思います。 もちろん、これは学生に限った話ではないと思います。若い人に限った話ではないと思います。他人と話ができない人は学生や若い人以外にもたくさんいます。ただ、こういうことを言われる対象が学生や若い人なのは、若ければ、まだいくらでも取り返しがつくからなのかもしれません。 言葉にせずにどうやって考えるの?言葉にするのを恐れて言葉にしないということ。これ