公務員を志望する熊本県内の高校2年生と警察官、消防士、自衛隊員らの交流会が25日、熊本市中央区の熊本テルサで開かれた。安定志向のほか、近年はやりがいを求めて公務員を選ぶ傾向もあり、会場では活発な意見が交わされた。 若者の就職支援に取り組む公益財団法人「県雇用環境整備協会」が主催。4年前に高校生と民間企業の交流会を開いたところ、「公務員もやってほしい」と学校側から要望があり、昨年度から始めた。 この日は県警、熊本市消防局、自衛隊のほか、熊本海上保安部、県、同市の計6団体が参加。約120人の高校生を前に、仕事内容や魅力をPRした。各団体のブースで座談会も開かれ、「一番やりがいがあると感じたことは」「女性でも任務を任されるのか」など積極的に質問が飛んだ。 熊本労働局によると、8月末現在、高校生を対象にした県内の求人は1643社で、前年同期比で16・4%増加した。ただ、中国との関係悪化や欧州