テスラは、「モデル3」量産計画を再度先送りした。週産5千台の目標をさらに3カ月延期にするという。 米テスラが7日発表した2017年10~12月期決算は最終損益は6億7535万ドル(約740億円)の赤字(前年同期は1億2133万ドルの赤字)となった。新型電気自動車(EV)「モデル3」の量産立ち上げに苦しみ、投資がかさんでいる。前回決算で3カ月後ろ倒しした週産5千台の目標をさらに3カ月延期した。 売上高は前年同期比43.9%増の32億8824万ドルとなった。定置型蓄電池の販売増や既存車種の販売が28%伸びたのも寄与した。エネルギー事業は2.3倍の約3億ドルだった。EV出荷は35%増の約3万台だった。自動車事業の粗利益率は3カ月前に比べ0.6ポイント改善し18.9%となった。既存車種の大幅な生産効率の改善でコストを抑えることに成功した。 モデル3の量産では、相変わらず蓄電池の組み立て工程が停滞し