「R-style」の倉下さんの最新刊です。 倉下さんの本は、デジタル / アナログのどちらかに偏ることなく、必要に応じたスタイルを提案してくださるので好きです。 この本はアイデアの種を見つけ、それを育てて発想につなげていく流れを順を追って解説されています。 自分に取っては、前半のアイディアの種を見つける方法論の部分が非常に面白かったです。 この本は発想術の本ですが、自分にとっては発想の前段階、頭をいかに柔らかくするか、物の見方を変えていくか、の教科書として役立ちそうだなと感じました。 というのは、読みながら自分自身の「硬さ」を再認識したからです。 「はじめに」に 「アイデアなんて、自分には考えられない」 「アイデアなんて、自分には考えもつかない」 「アイデアなんて、自分には考えられるはずもない」 という言葉が出てくるのですが、自分がまさにそう。それどころか「そもそもアイデアってなんなんだ?