国土交通省関東地方整備局は、東京23区内の国道で約104kmにわたって自転車専用の通行帯などを整備する。まずは2021年度から3年間で、約60kmを整備する方針だ。自動車に搭載した機器で走行しながら3次元測量するMMT(モービル・マッピング・システム)を活用して作業を効率化する。 関東地整が21年2月24日、「自転車通行空間」の整備計画をまとめた。対象は、関東地整東京国道事務所が管理する延長約164kmの国道のうち、放射状に伸びる10路線だ。自転車通行空間を整備済みの区間の他、トンネルや橋など自転車の通行を規制している区間や道路の拡幅事業が進行中の区間を除いた約104kmで整備を進める。