鬼ノ城遠望(水城状遺構より) 西門(城外より) 水城状遺構を望む(城内より) 鬼ノ城(きのじょう)は、岡山県総社市の鬼城山(きのじょうざん)に築かれた[1][2]、日本の古代山城(神籠石式山城)。廃城であるが、城壁や西門などが復元されている[1]。 城跡を含む「鬼城山」は1986年(昭和61年)3月25日、国の史跡に指定された[3]。2006年4月6日に日本城郭協会が選定した、日本100名城(69番)に選定されている。 温羅伝説の舞台としても知られる[1]。 大和朝廷は倭(日本)の防衛のために、朝鮮半島に向き合う対馬から畿内に至る要衝に様々な防御施設を築いている[4]。鬼ノ城は史書に記載が無く、築城年は不明であるが、発掘調査では7世紀後半に築かれたとされている[5]。 鬼ノ城は、吉備高原の南端に位置し、標高397メートルの鬼城山の山頂部に所在する。すり鉢を伏せた形の山容の7〜9合目の外周を