開発に必要なDB知識を2部構成で解説 『データベースエキスパートへの道』というタイトルが付けられている本書。中身を見ると、初級者がエキスパートになるまでに必要な知識/技術が解説されており、あえてカテゴライズするならば「入門書」となるだろう。ただし、入門書ではあるが、月刊誌『Software Design』の連載を書籍化したものだけあり、きちんと押さえるべきところは押さえられている。 入門者でもすらすら読める工夫が随所に 本書は2部構成で解説されている。 第1部は特定のデータベース製品に依存しない技術が対象で、ER図、正規化、SQLといったデータベースを設計するための基本的な知識が説明されている。一方、第2部では、実践編と銘打ち、実際の顧客向けシステムを構築する様子が描かれている。アプリケーション開発に携わるエンジニアがデータベースに関して理解しておかなければならないことはほとんど網羅されて