リオ五輪ではセキュリティ界隈の話題も豊富(?)なようだ。今回は現地の情報セキュリティの状況から、4年後の東京五輪における対策のヒントを探ってみたい。 いま日本中がオリンピックに沸いている。実は筆者の友人がリオデジャネイロに向かったが、聞くところによれば、その治安の悪さなどはマスコミが伝える以上だったようだ。今回は、そのリオにおける情報セキュリティの実状から4年後の東京五輪に向けた対応策のヒントを考えてみたい。 無料Wi-Fi 東京五輪に向けて現時点で不足している点が幾つかある。外国語の標識や地図、ホテルなどの宿泊施設といったものと並んで挙げたいのが無料Wi-Fiだ。 2012年のロンドン五輪でも今回のリオ五輪でも、開催地では公衆Wi-Fiが急増した。ニュースによれば、リオ五輪の会場周辺に4500カ所も増設されたようだが、治安の悪さが話題にされるだけに、実は偽の公衆Wi-Fiが多数見つかった