4、母なる証明 【感想】 前評判に違わない最高の映画だった。伏線のはりめぐらせ方、見る者を手のひらで転がすようにイマジネーションを操る演出、エンディング、とにかく最高。社会派ドラマになるのかならないのか、みたいな部分で一番推測させられ弄ばれた。普通に考えれば、かなり歪な、散漫な映画ではあるだろう。恐ろしいほど無駄は無いが、あっちこっちに向かう(かのように見える)映画だ。あと、伏線と言うよりも「含み」的な演出が、クストリッツァに似ている。つまり素晴らしいってこと。「アンダーグラウンド」で、ある登場人物がマッチかなんかで教会のミニチュアを作って新郎新婦にプレゼントして、鐘も付いてるんだぜチリンチリンなんてしてみせる→そいつは最後、教会の鐘の紐で首つって死んでゴーンゴーン的な。この「含み」には物語上の意味は無いけれど映画的演出の妙が凝縮されてる。映画監督はこれができるかできないかで天才か否かが決
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