・13日間で「名文」を書けるようになる方法 高橋源一郎の明治大学大学院における「言語表現法」講義の書籍化。全13回の授業が学生とのやりとりを含めて収録されている。とてつもない名講義。言葉で語らず、インタラクションで考えさせるという高度な教授法を、毎回繰り出す。 初日、スーザン・ソンタグの「若い読者へのアドバイス」という名文が配られる。死期が近いことを悟った思想家が若者に向けて「心の傾注」という言葉をキーワードに真摯な忠告を短い手紙のように書きつづったものだが、「読み終わったら、その紙から目を上げ、窓の外を眺めてみてください。なんて美しい風景でしょう。このキャンパスのいいところは、こういうものが見られることです。すぐ横に、そんなに美しいものがあるのに、活字ばかり追いかけてはいけません。読んだものは忘れて、見ることに、傾注してください。」と先生。 オバマ大統領の演説、斉藤茂吉のラブレター、しょ
過去 以前、プロマジシャンのマーカ・テンドーさんとお話したときのことです。 「テンドーさんて、マジック始めたのまだ子どものときですよね?」 「うん、そうだよ」 「何がきっかけだったんですか?」 「よくある話で、デパートのマジック用品売り場だよ。マジックの実演販売見て、おれも絶対できるようになるぞ、と思って、その場で『ラリー・ジェニングスのカードマジック入門』*1を買ったんだ」 「本だけ買ったんですか? 本だけあっても、家にあるトランプで練習するのは無理ですよね」 「そうなんだよ、家のトランプで本の通りにやっても、上手くいかないから、おかしいなあと思ってさ」 「そうですよねえ。プラスチックトランプじゃねえ」 あまり知られていないことですが、日本国産で遊戯用として流通しているトランプのほとんどは、マジックを演じるのには不向きです。 プラスチックトランプは、絶縁体で滑りませんので、演技上重要なテ
これから時々、笑いと文章について書いていきたいと思います。 参考にしていただければ幸いです。 - その昔、ゲームのプランナーをしていた時代の話。 会社近くのラーメン屋(写真)で流れていたラジオの言葉が私の逆鱗に触れました…聴取者のハガキのコーナーで 神奈川県の、推理野郎さんからのおハガキです。 「私の友達にひどい人がいるんです…私が読んでいる推理小説の犯人を言うんですよ」 あははうふーん…たしかにひどい友達ですね。意味なくなっちゃいますよね〜 それを聞いていたわたしは、「うふんじゃねえよ!」と、ドッカーンとなったのです。わたしは表面的にはとても穏やかなので、あくまで内部的にドッカーンとなっただけで、表面上はラーメンをおとなしく食む、小粋でエッチな草食系男子なのですが… 何にムカッときたのかについて説明させていただきますと、もちろん、犯人の名を教えたその友達についてムカッときたのではなく、「
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