米国のサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融危機の影響は日本にも及んでおり、広告収入が激減したテレビ業界をも震撼させている。民放各局はこぞって経費削減を目標に掲げ、来年4月に向けた大改編の噂が連日のように報じられている状況だ。 こうした中で、1994〜03年に10年連続で年間視聴率4冠王(ゴールデンタイム、プライムタイム、ノンプライム、全日すべてでトップ)を達成するなどテレビ業界の帝王として君臨していた日本テレビが重度の財政危機に直面していると、東京スポーツが報じている。 広告収入激減から苦戦を強いられている日本テレビは、先日発表された中間連結決算が37年ぶりに赤字へ転落。経費節減のため、前身番組から20年間も昼時間帯の“顔”を務めてきた「おもいッきりイイ!!テレビ」を打ち切るとも一部で報道された。また、04年から4年連続でフジテレビに年間視聴率王座を奪われるなど、視聴率低迷も深刻