ディスプレイ関連調査会社の米DisplaySearchは12月18日、2009年の世界テレビ市場に関する予測を大幅に下方修正した。特に液晶テレビに関しては、2000年に液晶テレビが普及して以来初めて前年比で売上高が減少する見込みだ。 価格の下落と、出荷台数の成長率の低下(液晶テレビが前年より7ポイント減、プラズマテレビが6ポイント減と予想)が売上高減少の原因としている。液晶テレビの売上高は前年比16%減の640億ドル、テレビ全体の売上高を18%減の880億ドルとしている。 液晶テレビは出荷台数ベースでは前年比17%増の1億199万台と、前回の2009年予想より1150万台引き下げた。日本、北米、西欧などの先進国での出荷台数成長率は、景気後退の影響で2%にとどまる見込み。新興国での成長率は2009年は45%、2008年は68%の見込みだ 2008年の世界全体でのテレビ出荷台数は前年比3%増の