京都府福知山市の福知山成美高校の女子硬式野球部で、1、2年生部員計約40人が、複数の3年生部員から前髪をはさみで切られていたことが同校への取材でわかった。同校は「行きすぎた行為」として3年生を注意、保護者に謝罪するという。 学校側によると、今月9日夜、女子硬式野球部の寮で、1年生部員26人と、寮生活をする2年生部員18人のうちの大半の部員が前髪を切られたという。この日が入学式で1年生は入寮したばかりだった。翌日、髪形が不自然なため同部の部長と監督が事態を把握、謝罪したという。 同校は校則で、女生徒の前髪が目にかかる場合は、髪を切るかピンで留めるように指導。さらに同部では、プレーの妨げになるため、自主的に前髪を切るよう指導しているという。足立透校長は取材に対し、「上級生の指導の中で行き過ぎがあった。悪意を持ってやったものではない。再発防止を徹底したい」と話した。 続きを読むこの記事の続き