クラウドサービスブローカーとは クラウドサービスブローカーという言葉が初めて登場したのは2009年のGartnerレポートといわれていますが、その業態は大きく3つに分けられます。第一は、システムインテグレーターとしてユーザ企業にさまざまなクラウドサービスを組み合わせたシステムを構築して提供する業態(以下、SIerタイプと表記)、第二はさまざまなクラウドサービスを集めたカタログサイトを提供する業態(以下、カタログタイプと表記)、第三はカタログサイトを運営するための基盤をクラウドサービスプロバイダーへ提供する業態(以下、イネーブラータイプと表記)の3つです。 SIerタイプは、クラウドサービスを主としたシステムを構築したいユーザ企業に対して、その要件に合致する複数のクラウドサービスおよび既存のオンプレミス(自社運用の意。クラウドに対比して従来の方式を指す)の機能をユーザ企業のニーズに応じて適