この調査では運用管理ソフトとして,企業システムを統合的に管理する比較的大型の製品をイメージしている。このため,バックアップ,資産管理,ログ管理などの単機能ツールよりも,複数の運用管理機能を包含する「統合運用管理パッケージ」が上位にランクインしている。 導入シェアは,日立製作所のJP1が29.6%でトップ,富士通のSystemwalker」が27.9%でこれに続く(図1)。これら上位2製品の統合運用管理パッケージから離されて,クオリティの資産管理ツール「QND Plus」が14.6%で3位だった。 実績のあるJP1が上位にくることは当然予想されたが,注目すべきは,Systemwalkerが意外にもJP1にキャッチアップしてきていることだ。この背景には,富士通の強力な販売チャネルや既存システム・ユーザーへの提案活動が実を結んでいることがあるようだ。 さらに,今後の導入予定シェアも興味深い。サン