柱上トランスの一次側と二次側は絶縁されていますが、安全の為に二次側にアースが施されています。しかし、このアースの為に、二次側に触っただけで感電することがあります。そこで感電防止の為に、この二次側に更に絶縁トランスを使用することがあります。 絶縁トランスとは 絶縁トランスは、交流の電源回路に挿入することで、主に感電を防止したり、漏電した時、回路が遮断されては困る機器などに使用することがよくあります。 私は、サラリーマン時代の、トランスレスのテレビの設計時に、感電を防ぐ目的で絶縁トランスを使っていました。また、昔のブラウン管式のトランスレスのテレビなどを修理する時も、感電を防ぐ目的でよく使っていました。 絶縁トランスを使用しない通常回路の感電 この図は、家庭に配電されている電柱の上のトランス等の回路図です。この電柱の上にあるトランスで6600Vの高圧を家庭用の100Vまたは200Vに変換してい