NFV(Network Functions Virtulisation)は、本特集でこれまで紹介してきたように、ハード/ソフト分離による通信機器市場のエコシステムの変革である。通信事業者にとってはNFVを採用することで、これまでの垂直統合された高価な専用機器に変わって、物理サーバーは汎用サーバーで、ネットワーク機能のソフトウエアパッケージはこのベンダーでといった具合に、コンポーネントごとに最適な製品を選ぶことが可能になる。ハード/ソフト分離によるオープン化によって競争が促進され、製品の価格が下がっていくことも期待される。