沿革 旧我孫子宿の八坂神社は応永三年(1396)に創建されなした。かつて年号が刻まれた碑があったと伝わっているが今はありません。祭神は素佐之男命、通称天王様という。明治十二年再建の社殿は茅葺屋根だったが、現在は改修されて三間三間の入母屋造り、瓦葺屋根となっている。 社地の傍らの街道は水戸道中で、古くは常陸の佐竹氏の城下に繋がる佐竹街道とも呼ばれていた。我孫子宿創世期に宿内の平安を願って京都の八坂神社から勧請したという。近年まで八坂神社と同じ7月17日、18日が例祭だったが、現在は地元の小中学校が夏休みに入った最初の土日に催される。本町一丁目から四丁目までの山車とともに子供と大人の神輿が巡行する。当日は街道と高座する公園坂通りに昔懐かしい金魚すくいやヨーヨー釣りなどの出店や屋台が並び、新旧住民が参加する賑やかな祭りとなっている。昭和末期に一時復活した大杉祭は現在中止されている。 昭和二年に地