JSR 296: Swing Application Frameworkとは SwingはJavaでGUIアプリケーションを作成するための豊富な機能とコンポーネントを提供してくれるツールキットである。しかしその豊富な機能ゆえに簡単なアプリケーションでも記述しなければならないコードが多く、開発者を混乱させる要因になっている。 Swing Application Frameworkはそのような開発者の悩みを解決し、もっと手軽にSwingを利用できるようにするという目的で提案された。このフレームワークでは、Swingアプリケーションを開発する上で開発者が陥りがちな間違いや混乱しやすい部分、実装が複雑になりやすい部分などを洗い出し、それらに対する統一的でシンプルな解決策を提供する。 具体的な内容は現在検討されている最中だが、後述するプロトタイプ版では次のような機能が提供されている。 GUIアプリケ
Swingはご存知Java標準のGUIツールキットだ。JREがインストールされていればプラットフォームを問わす利用できるため、JavaでのGUIアプリケーション開発に広く利用されてきた。以前は動作が非常に遅く、見た目がプラットフォーム・ネイティブなアプリケーションと異なることからデスクトップ環境との親和性が低いといった弱点もあったが、Javaのバージョンアップとともに改善されてきている。 JSR-296: Swing Application FrameworkではこのSwingを用いたアプリケーションの開発を支援するためのフレームワークの標準化が行われている。JSR-296はいまだ策定段階ではあるものの、スペックリードであるHans Muller氏によってプロトタイプ版がjava.netにて公開されている。 本稿ではこのプロトタイプ版の本稿執筆時点での最新版(0.20)について紹介していく
Hans Muller氏は30日(米国時間)、自身のブログにおいてJSR 296: Swing Application Frameworkのプロトタイプ実装となるSwing Application Frameworkを公開していることを明らかにした。 JSR 296: Swing Application FrameworkはSwing APIを使ってGUIアプリケーションを作成するためのフレームワークを規定する規約。Swingを使って開発されたアプリケーションは起動、終了、リソースの管理、アクション、セッション管理などにおいてよく似た部分が多いため、そうした共通部分をフレームワーク化して開発負荷を下げることを目指している。 公開されたSwing Application Frameworkには導入用のドキュメント、JavaDoc APIリファレンス、成果物などが用意されており、Jarファイル
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