日本の自然や文化から生まれた美しい伝統色。周りを見渡せば、いろいろな場所に日本の色を見つけることができます。このページでは、Twitterで毎日配信している「にっぽんのいろ」を、月ごとにまとめました。心落ち着く色や、元気が出る色、優しい色、自分に似合う色。ぜひお気に入りの「にっぽんのいろ」を見つけてみてください。 退紅(あらぞめ/たいこう) 極めて淡い紅色は、紅花染が色褪せたような色合いです。色名は「褪(さ)めた紅」という意味ですが、ここで使われている「褪」は色のトーンを表しているとされています。あえて褪せた色を基調にするなんて斬新な伝統色ですね。 黄丹(おうに) 中国から伝わった色で、紅花とクチナシを掛け合わせて染めています。非常に鮮やかな発色が特徴的で、赤みを帯びた橙には、春の陽光のような温かみがあります。皇太子の袍(ほう)の色で禁色(きんじき)の一つとされています。