2日間のセミナーの冒頭で、西内氏はデータ分析・統計の基本的な考え方と取り組み方法について以下のように示した。 最低限のツールを使いこなそう 統計解析やデータマイニングについての基礎知識がなければ、データ分析はできない。そのためには、最低限何らかのツールを使いこなせることが必要だ。ツールはRでも、SASでもよい。GUIを扱いたければ、SPSSもある。RやSASをベースに、より使いやすくしたものも各種ある。分析ツールを使えるというだけでなく、統計学の基礎がわかっていると、レコメンドエンジンなども意外と簡単にスクラッチでアルゴリズムを書くこともできる。 データベースの基本を抑えよう ビジネスの現場では、担当者のエクセルシートで住所録が管理されているというようなケースもある。それも1つのデータである。そうした場合以外には、一番重要なデータはリレーショナルデータベース(以下、RDB)に入っていること