島田荘司の人気小説を原作にした『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』が全国で公開中。本作に主演した玉木宏がファッション、仕事との向き合い方、理想の紳士像を語る。 写真・湯浅亨 文・細谷美香 これまでいくつもの当たり役をものにしてきた俳優、玉木宏のフィルモグラフィに、また新たな代表作が加わった。最新主演作『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』の原作は、島田荘司の人気ミステリー小説。大河ドラマ『篤姫』を観た原作者からのオファーを受け、探偵を趣味にしている天才脳科学者の御手洗潔を演じた。 ある日、御手洗のもとに持ち込まれたのは、遺体が流れ着くという“死体島”をめぐる謎。不可解な事件に挑むために、瀬戸内海に浮かぶ島へと向かうことで、物語が動き出す。 御手洗はどんなときも感情を見せることなく常に冷静沈着、常人には理解できないほどの頭の回転の速さと洞察力で、鮮やかに難事件を解決していく人物