ハリウッド大作の主役を次々と射止める英国俳優、ベネディクト・カンバーバッチ。最新作『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』では、世界最強の暗号解読に挑んだ数学者アラン・チューリングを演じる。天才数学者としての偉業とゲイであるために受けた迫害を、カンバーバッチはどう感じたのか? 「僕もかなり年季が入った役者だと思っているが、今回のアラン・チューリング役はまさに渾身の役作りができたし、そのために、撮影の終盤、自宅で療養中にジェーン(キーラ・ナイトレイ)が訪れる場面では、耐えていた激情が爆発してしまいしばらく撮影ができないほどだった。第2次大戦を早く終わらせ、何百万人もの命を救った天才的な数学者なのに、ただゲイだというだけで国は何という仕打ちをしたことか! 同性愛を矯正すべきと、男性ホルモンを補充する器具を腹中に入れられ、それを取り出そうとナイフでえぐったりもし、そのために歩行が困
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